カンボジアの朝はがっつり朝ごはんで始まる。
最近のカンボジアの若者も朝ごはんを食べない人が増えている傾向にはあるものの、やはり基本的にカンボジア人は朝からしっかりとご飯を食べます。

私も負けず劣らずがっつり朝ごはん。
今日の朝ごはんは『バーイカピ』(カピご飯)。


『かび』ではありません、『かぴ』です。

かぴご飯

カピとは小エビを塩漬けにして作るペースト状の調味料。プラホック(魚の塩漬け)の海老バージョンですね。英語でいえばシュリンプペースト?ちょっとかっこよく聞こえます。

カピで味付けたチャーハンに、青いマンゴーのスライス、薄焼き卵、豚肉いため、小エビなどが添えられた『カピご飯』。結構美味で、朝からがっつりきます。
4月の酷暑を乗り切るには、『低血圧で朝は食欲がないんです〜・・』なんて言っててはいけません、パワーブレックファーストでいきましょう。

この日の朝ごはん、朝から大笑いの1件が・・・。

私はカピご飯を、友人はクイティウ(米の麺のヌードルスープ)を注文。人が食べているものがおいしそうに見えてしまう悪い癖、友人のクイティウを見ていたらクイティウが無性に食べたくなり、カピご飯に加えてクイティウも注文!!

親切な私の友、自分のクイティウの味付けに必死になりながらも、店員を呼びとめ私のクイティウを追加注文。
片手でライムをしぼり、もう一方の手で1本指を立て『ニッ ムォイティエッ(これもうひとつ)』と。
店員さんは合点承知という笑顔で『チャー』と返事をして厨房へ。

私はクイティウが来る前にカピご飯を片付けなくてはとご飯に夢中。

そんなところへさっきの女の子がまたやってきて何も言わずにライムをさしだす。

私達はふたりして『??』。
なぜライム??

そんなに何個もライムをクイティウに入れないでしょ?ちょっと隠し味程度にしぼるのがオツなのよ、なんて言葉が頭をぐるぐる駆け巡る。

数秒後、私も友人も理解した!彼はライムをしぼりながらクィテゥをもう一杯と言ったので、店員さんは『まさかそんな大食いのわけないわよね。クィティウを2杯も食べるなんて。このお姉さんもカピご飯をがつがつ食べてるんだし、クィティウを頼むわけないわ。』と思い、ライムを持ってきてくれたのでしょう。

すみません、私達は大食いです。

ここまではよかったのだけれど、以前この友人と一緒にいった飲み屋での1件を思い出した。
あの時もやっぱり二人で食事に行っていて、お箸がひとつしかなかったから、注文した焼きそばを持ってきた店員さんにお箸を持って『ムォイティエッ』って言ったんです。
すぐに持ってきてくれるだろうって思ったけれど、なかなかお箸はやってこない。『まだ来ないね〜』なんていいながら私達も呑気にしゃべっていた。いつまでたってもこないから、お願いした店員さんを探すと彼はトイレに向っていく。

『あぁ、もうきっと忘れちゃってるね〜アハハハハ』と二人して笑いながら、実はトイレに箸がしまってあるのかもしれないなどとくだらないことを言い合って笑っていた。

スプーンとフォークはあったので、それでもいいかぁと思っていると、しばーらくしてさっきの店員さんが『焼きそば』を持ってきてくれた。
私がお箸を頼んだ時、私の手にはお箸があったけれど、店員さんの手には焼きそばがあった。だから、彼は焼きそばをもうひとつ持ってきたのね。
あの夜のテーブルには焼き鳥やら、なにやらいっぱいの料理が並び、さらに焼きそばが2皿。

あの時は私達は『大食い』だと思われたのでしょうか。


その日の夜の出来事を思い出し、ふたりして大笑い。
カンボジアではきちんと『クリティウをもう一杯。おはしをもう1本』と言葉でつたえましょう、今日の教訓。

朝からこんなちっちゃなことで大笑いできる私達は幸せだなぁとしみじみ。
でも、他のテーブルを見ても、カンボジア人のお客さんたちみんな大笑いしたりとっても楽しそう。
朝からこんな笑顔で食事を食べられるカンボジアの人達は幸せだと思う。

日本のみなさん、朝から笑顔でご飯を食べてますか〜?
カンボジアの食堂に行ってみてください。朝から活気があり、みんなモリモリご飯を食べてます!!