アンコールクッキーから農業に転身した『マダムサチコ』の カンボジア日記

カンボジア、世界遺産アンコールワットのある町シェムリアップで、カンボジアの女性たちの雇用の場を作ろうという想いから、2004年にお土産物屋『アンコールクッキー』を創業。12年間にわたり社長として事業を牽引し年商3億円の事業に発展させる。2016年にアンコールクッキー社の体制を変更し、新経営陣に運営を託し、新たな夢へ挑戦中。アンコールクッキーの原材料をカンボジア国内に追い求める中でたくさんの農家の人たちと出逢い、カンボジアの農業がなぜ魅力的な産業になれないのか、なぜ私たちの食を支えてくれている農家の人たちが選択肢のない貧しい生活を強いられるのか、カンボジアの主産業である農業をもうかる産業にできないのかという想いがわいてきて、40ヘクタールの農園をシェムリアップ近郊に所有し、農業の6次化によって出稼ぎにでなくても生まれ育った村で家族と共に暮らせる幸せを実現できる村づくりを目指して奮闘中。シェムリアップ暮らしも早18年目。すっかりカンボジア感覚になっている日本人の目線で、カンボジアからフレッシュな情報とカンボジアの日常をつづるブログ。

2007年07月

夕べ食事が終わって帰ろうとしたら車が動かない!!
エンジンがからないというより、キーが回らなくてウンともスンとも言わない。。
食事をしていたのが友達のお店だったので、そのまま車をおかせてもらって家に帰りました。

ということで今朝は車がないので、徒歩通勤。家からお店まではわずか5分ほどの距離なのですが、車社会のこの町で歩くことはめったにない・・・・。でもたまに歩くとやっぱり気持ちがいいんです♪町の空気や音や匂いを感じるにはやっぱり歩くことは大事だなぁと思いました。

スタジアム跡

以前スタジアムだった場所。サッカーをやったり、イベントが開催されたり、いつもにぎやかだったスタジアムですが、ここにもカンボジア式アパートが建設されています。シェムリアップはあちこちで建築ラッシュ。まさにバブルです。土地は高騰し、金持ちはどんどん金持ちになっていくカンボジア。いったいどこまで行くんだろう・・・。。。


ミーチャー屋

建設ラッシュ、バブルに浮かれる町に、昔と変わらず屋台をひいて商売をする人も。カンボジア焼きそば、ミーチャー屋さん。バイクの横に屋台をくっつけて街中を売り歩きます。

カンボジアでクッキー屋さんをやっていると『日本でお菓子屋をやっていたんですか?』とよく聞かれます。お菓子作りや料理は大好きで小学生の頃から暇があれば色々とチャレンジしていましたが、仕事としてやったことは一度もありませんでした。でも甘いものを食べるのは大好きだし、作るのも大すきだったので、あそこに美味しいものがある!と聞けば食べに行ったし、あれやこれや注文して食べ比べたりするのも大すき☆今でももちろん食べ歩いてます。

カンボジアに来て一番興味があったのもやっぱりカンボジアデザート。バターや生クリームなどの西洋のお菓子ではなくて、野菜や豆を使ったりしてとってもヘルシー。カンボジア独自の素材を生かした、体にやさしいデザートに興味津々、カンボジア人の友人に作り方を教わって日本に帰って披露したりもしました。
一番のおすすめは、簡単で見栄えのいいかぼちゃプリン。丸ごと一個のかぼちゃの種をくりぬいて、その中にプリン液を流し込んで丸ごと蒸しあげます。



ボンアエム1ボンアエム2

カンボジアのデザート屋さん。ショーケースに並んだデザートを指差せば注文できます。この日も2人で4種類のデザートを注文して食べ比べました。やっぱり私のお気に入りは、豆系スイーツですね。ほんのり塩味のお豆さんとココナッツミルクが絶妙にマッチして美味です。
今日のお気に入りはこちら。眉豆ともち米のココナッツミルクがけとでもいいましょうか、カンボジアスイーツ、ネーミングがもうちょっとおしゃれだと可愛いんだけど。。。太ると分かっていながら、気になるスイーツ達がいっぱいです。


ボンアエム3

私の大好きなお姉さん、ボンヴィことヴィ姉さん。カンボジア語で『ボン』がお姉さんという意味なんですね。私のスタッフも私のことを『ボーン、ボーン』と呼びます。

土曜日の午後、ボンヴィがクメールスイーツレッスンに遊びに来てくれました。彼女との付き合いはかれこれ7年目。歩いて5分のところに住んでるけれど、しょっちゅう会うわけでもなく、でもなぜか気が合って会うと何時間でもおしゃべりしてる仲。10歳も年上の彼女だけれど、とってもチャーミングでかわいらしい、そしてとっても元気な女性。仕事ばかりしている私の体と心をいつも心配してくれる本当に有難い存在。

ボンビー



落ち込んでつらい時、一人でいるのがさびしくなると、ふらっとボンヴィの家に行って、庭で彼女の家の5匹の犬とじゃれあいながら、ボンヴィとおしゃべりしているだけでなんとなく落ち着く。きっと彼女が私の母のようなお姉さんのようなそんな存在だからなんだろうなぁ。。。

今朝も朝早くから『さっちゃーん、ナウナー(どこにいるの)?ニャンバイハウイナウ(ご飯食べたの)?』というボンヴィの元気な声の電話がかかってきて、お店にいるよ〜というと朝ごはんを持ってきてくれた。最近あまり調子がよくなくてご飯があまり食べられなくて、せっかく持ってきてくれたんだけどなぁ・・・食べられないなぁ・・と思いながらお弁当箱を開いて『ボンヴィ、お昼に食べるね』って言ったんだけど、いいにおいがオフィスに広がってきたので一口食べたら美味しい!!!胃が痛いのも忘れて食べちゃいました。ボンヴィが作ってくれた朝ごはん、愛情がこもってて本当に美味しかった。そして嬉しかった。


こうやってやさしい人達に囲まれて自分はこのカンボジアで生きているんだなぁとしみじみ思う。嫌なことがあってつらいなぁって言ったら、すぐに飛んできてくれる友人、いつでも電話して、メールしてって言ってくれる友人。本当にありがとうございます。

ボンヴィが作ってくれたお菓子。

お菓子

プノンペンに行くのはほとんどが仕入や印刷会社への発注のため。
今回も布地を大量に仕入れてきました。

プノンペンの市場。
布売り場、靴売り場、かばん売り場、食器売り場、などなど市場の中は扱っている商品ごとにお店も区分されているので、意外と買い物はしやすい。
今回の目的は布地なので、布地コーナーに直行。市場のおばちゃん達とももう常連で、あちこちから『マダーム、今日はうちでも布買ってよ』と狭い通路歩くと服のすそをあちこちの店からひっぱられる。


布や1布や2











雨季に入ったので市場の中は外からの風が吹き込んできて、びっくりするほど涼しくとっても快適でした。普段は、市場の中で空気が止まっているかのようにムッとした空気の中を汗をダラダラ流しての仕入なのに。。。

私が前回プノンペンに来たのは4月。
仕入れはほぼ毎月のようにプノンペンでしているけれど、私が来ることはあまりなくなり、スタッフだけで仕入れもできるようになってきた。
今回はデザインの注文などがあったので私も一緒に来たけれど、仕入だけだったらスタッフだけで問題なし。

布地屋で値段交渉しているスタッフ(Mr.ラタナ)を見ながら、成長したなぁとしみじみ思いました。



ラタナ



こうやってどんどんいい顔になって、どんどん仕事がこなせるようになって、活き活きしている彼らを見ることが何より嬉しいこと。
プノンペンの市場の片隅で布地に埋もれながら、『あ〜、この3年、この子達と色々なことがあったなぁ』なんてひとり物思いにふけっていたら、『おねえさん、もう行きますよ』とさっさと仕入を終わらせ次の仕事へと向うラタナの後姿。ちょっと待ってよ〜!!と追いかける私。
以前は『どんどん自分で考えて動きなさい!私の後ろをついてくるんじゃなくてどんどん前にでなさい』なんて口をすっぱくして言ってたのに・・・今はさっさと先を歩いてる。次の仕事の段取りを考えながら。頼もしく見える背中を見ながら、ちょっと一人笑みがこぼれたプノンペンでした。


プノンペンからシェムリアップに向う道、どこから戻ってくる時もそうだけど、シェムリアップに向ってる時が一番落ち着く。『おうちに帰る』っていう気持ちになれる。

最近までシェムリアップで働いていた友人がプノンペンへ移転。自ら会社をおこして新たな道へチャレンジをするとのこと!!
お祝いがてらオフィスにお邪魔してきました。新鮮な空気みなぎる新築のオフィス、でも男所帯で殺風景な感じも・・・・お祝いに観葉植物を買いました。

仕入れの合間にセントラルマーケットの植木屋さんへ。室内における植木を2つ、ついでに自分のオフィスに飾る小さな鉢植えも買いました。

植木1植木2







車に積み込もうとしたけれど無理だったので、近くにいたシクロのおじさんにお願いして運んでもらうことに。
体は細いですが、筋肉モリモリのおじさん。なんなく鉢植えをシクロに載せてすいすいこぎ始めました。


シクロのおじさん



スタートしたばかりの会社で友人は夜遅くまで働いているらしい。でもいい仲間にも恵まれてとても活き活きしていました。
新しいことを立ち上げる時は不安もたくさんあるけれど、それよりも『やるぞ〜!!』というパワーに満ち溢れているもの。チャンスを生かして頑張ってください。心から応援しています!!

仕入れにプノンペンへ行ってきました。

シェムリアップからプノンペンは約300キロ。車で4時間くらいの距離です。朝6時にシェムリアップを出発してプノンペンには10時くらいには到着。シェムリアップにいると季節の移り変わりをあまり感じませんが、田舎道を走っていると田植えをする人達の姿を見かけ、水田が広がる青い田んぼ、乾季とは全く違う色が広がっていました。

田植1田植え2






砂糖椰子が連なるこの景色、私が一番カンボジアを感じる風景かもしれません。

夕べは仕事が終わったのが8時過ぎでご飯食べに行くのも面倒だなぁ・・・と思ったのですが、ちょうど日本人スタッフも残業していたので、一緒に食べに行こう・ということになり。。。
そんな時にいつも迷うのがレストラン選び。シェムリアップは食べるのに困らないほどたくさんのレストランがあるのですが、悩むんですよね。
そんな時はやっぱり日本食を求めてしまう、やっぱり日本人の私達。
シェムリアップにも日本食屋さんはちゃんとあって、お店それぞれの個性で美味しいものを食べさせてくれます。

最近あまり体調がよくないので『野菜』を食べよう!ということになり、夕べは『芭蕉』へ行ってきました。
『芭蕉』はシェムリアップでは一番古くからある日本食レストラン。毎回来る度に新しい料理をだしてくれて、『今日は何がでてくるだろう?』とワクワクするほど。いつも気持ちのこもったいたれりつくせり料理をだしてくれるので、帰る時には大満足。私達、在住日本人にとってはありがた〜いお店。
夕べもカウンターに座るやいなや、『野菜が食べたい!!』とだけ言ってあとはおまかせ。

次から次へでてくる野菜づくしに『次は何?次は何?』とワクワクしっぱなしの私達でした。

野菜がたくさん食べたかった私達にどどーんとキャベツとオニオンスライスの山盛り。そこにかかっていたドレッシングが絶品、わさびドレッシング。さっぱりしているけど、しっかりと味があっていくらでも生野菜が食べられちゃう美味しさ。

サラダあげだし







ジュージューいう鉄板の上にお豆腐と野菜。まさに食べたかったもののオンパレードって感じ。アツアツのお豆腐と色とりどりの野菜、見た目でも味でも楽しませてくれました!!

なす

他にも、冬瓜の煮物や軽くあぶったマグロとオニオンスライスとか・・・そしてしめにお好み焼き。
盛り付けも綺麗だし、味も美味しいし、最高に満たされた夜でした。

軽くご飯を食べて帰るはずが、美味しい料理と楽しい会話で気づいたら11時過ぎ。あ〜、でも本当に楽しくて美味しい夜でした。毎日こんなご飯が食べられたらいいのになぁ・・・。


芭蕉の店内。大きな和ちょうちんが目印です。

芭蕉店舗

5
夕べは盛り上りました〜!!久々のスタッフ全員集合のスタッフパーティー!!!

まさに飲めや歌えや・・・そしてやっぱりカンボジア人、最後は踊る踊る・・踊る踊る・・いつまで踊りつづけるのかという勢いで踊り続けてました。



最初はみんなでかんぱーい!!女性スタッフが50名以上いるわが社、パワー全開です。

かんぱい2







圧倒的に女性が多い会社の中でいつも私の片腕になって頑張ってくれている男性陣スタッフ。
ひとりひとりがとてもいい個性を持っていて、一緒に働いていて嬉しくなるメンバーたち。一人でも欠けてほしくないかけがえのないスタッフ。
チーム男





食べることもそっちのけで踊り続けるスタッフ達。

まずはお調子者3人組。生バンドが入ってステージで歌っているにもかかわらず、お調子者3人がステージで歌いだす、踊りだす。
お調子者1






女性陣も負けてはいません。チームオンナ










わが社のスタッフはほど10代後半〜20代前半。そんな中で一人異彩?を放っているのが通称『おばちゃん』ことヌアンさん。自称43歳。(でも私の会社に入ってきた4年前も43歳だった気がするけど・・・笑)
工房の大ベテランスタッフ。みんなの癒し。私が一番信頼をおく大切なスタッフ。もちろん英語も日本語もできないけれど、でもいつも笑顔でクッキーの下ごしらえをもくもくと続けてくれているおばちゃん、本当にありがとう。つらいことがあった時におばちゃんの笑顔を見ると『頑張ろう』って思えた。ずっと一緒に働きたいです、ヌアンさん。
おばちゃん








ダンシングたーいむ2

だんしんぐたーいむ1







パーティーの料理はこんな感じ。


料理
前菜5皿、サラダ、蒸し焼き魚、アヒルの丸焼き、焼き牛肉、チャーハン、スープ。みんな食べるよりも飲む、踊る、踊る、踊る、飲む。って感じでした(笑)。

スタッフの笑顔で『また明日から頑張るぞ』と決意を新たに、心も体も癒された夜でした。みんないつも本当にありがとう。

アンコールクッキーのクッキー工房をちょっとご紹介。

製造スタッフは総勢30名。全員カンボジアの女性達。元気一杯毎日休まずせっせとクッキーを焼き続けています!!
朝7時に出勤、清掃をしてから仕事にとりかかります。クッキーショップオープン当初から働いてくれている通称『おばちゃん』ことヌアンさんはじめ、ベテランスタッフが多いので、それぞれの役割をきちんと把握し、黙々と仕事をこなしてくれている、本当に頼もしく、あり難いスタッフの面々。
朝9時には工房責任者のマネージャーが出勤、毎朝9時から朝礼を行います。毎朝の朝礼で爪や髪の毛のチェックなど、衛生管理は怠りません。

クッキー製造
前日に仕込んだ生地をのばして型抜きをしています。
アンコールワットの形をした型を一枚一枚抜いていく作業は地味ですが、かなり力がいる作業です。クッキー生地の型抜き作業を2年以上担当しているMs.モムの仕事はまさにプロフェッショナル。ほれぼれするほどの手際のよさでクッキーをオーブン皿に並べていきます。





焼き係
オーブン皿に並べられたクッキーはオーブンへ。焼き係のリーダー、Ms.チャンターは入社してまだ1年未満ですが、マネージャーいち押しの頑張り屋さん。オーブンはタイマーがついていますが、やはり機械は機械、同じ時間でもその時その時によって焼き加減が違ってきます。焼き上がりを判断するのはやはり人間の目にかかっています。チャンターは時間と焼き色を見て焼き上がりを判断します。



シール機1シール機2
パッケージを個包装に変えるために、新しい機械を導入しました。新しい機械の使い方もすぐに覚えて、手際よくどんどんシールをしていくMs.ソムナン。1枚1枚袋に詰めてシール機でシールしています。






スコップスコップ2
個包装したクッキーをさらに外袋に詰めます。この作業が結構手間がかかります。1枚1枚袋に詰めると時間がかかるので、スタッフが考え出したのがこのスコップ。ここにクッキーを載せて一気に外袋に入れてしまうと時間短縮です。日本のように何でもかんでも物がそろっている国とは違い、カンボジアではアイディアが勝負。男性スタッフ達が金物屋さんにイラストを持って行ってクッキーの大きさに合わせてこんなものを作ってほしいと頼み、試行錯誤の末に出来上がったスコップ。スタッフの努力や頑張りがあちこちに見える工房は私にとってパワーの源。


工房とお店とオフィスは別の場所にあるので、常に工房スタッフとは顔を合わせていることはできないけれど、私にとって朝の朝礼でみんなの笑顔を見るときが一番ほっとする時間です。
暑いカンボジアで毎日同じ作業を続けてくれている彼女達に本当に感謝。彼らをうまくリードしていってくれているマネージャーにも。

今日も工房にはあまーく美味しいクッキーの匂いがたちこめています!!

お友達が美味しいシャンパンを持ってきてくれました。
私の大好きな『モエ&シャンドン ブリュット・アンペリアル』!!しかも1.5Lのビッグボトル。これはシェムリアップでは手に入らないビッグさ。

シャンペーン1

5人で飲んだらあっという間になくなってしまったけれど、シャンパンで酔う気分は焼酎で酔うのとはまた違ってすごーいいい気分♪(なんで焼酎とシャンパンを比べるの??オヤジっぽい・・)
いつの日か超ビッグな15Lボトルをみんなで空けてみたいなぁ〜。。

美味しくてご機嫌。でもまだ酔う前です。
(後ろに見えるのはわが社のホープ(?)お菓子職人です)

シャンパーン2


でも、やっぱりシャンパン飲むなら二人きりでしっとりといきたいところですね。いつかそんな日が来ることを願って・・・カンパーイ!!

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