アンコールクッキーから農業に転身した『マダムサチコ』の カンボジア日記

カンボジア、世界遺産アンコールワットのある町シェムリアップで、カンボジアの女性たちの雇用の場を作ろうという想いから、2004年にお土産物屋『アンコールクッキー』を創業。12年間にわたり社長として事業を牽引し年商3億円の事業に発展させる。2016年にアンコールクッキー社の体制を変更し、新経営陣に運営を託し、新たな夢へ挑戦中。アンコールクッキーの原材料をカンボジア国内に追い求める中でたくさんの農家の人たちと出逢い、カンボジアの農業がなぜ魅力的な産業になれないのか、なぜ私たちの食を支えてくれている農家の人たちが選択肢のない貧しい生活を強いられるのか、カンボジアの主産業である農業をもうかる産業にできないのかという想いがわいてきて、40ヘクタールの農園をシェムリアップ近郊に所有し、農業の6次化によって出稼ぎにでなくても生まれ育った村で家族と共に暮らせる幸せを実現できる村づくりを目指して奮闘中。シェムリアップ暮らしも早18年目。すっかりカンボジア感覚になっている日本人の目線で、カンボジアからフレッシュな情報とカンボジアの日常をつづるブログ。

2008年03月

昨日、銀行へ行ったついでに溜まっていた破れているお札を持って行った。

カンボジアでは破れているUSDは使おうとしても絶対に拒否される。
買い物をする時にうっかりしてお釣りをちゃんと確認しないで破れているものを受け取ってしまったら、今度はそれをいつ他のお札の中に紛れ込ませて使うかで結構苦労する。
まさにババ抜き。
でも、うちは商売柄、結構破れたお札を受け取ってしまうことが多いのです。

日本では破れているお札は銀行に行けばちゃんと交換してもらえるようですね。下記が日本の基準。

お札全体の3分の2以上残っている場合-全額交換
お札全体の5分の2以上3分の2未満-半額を交換
お札全体の5分の2未満-交換できません


カンボジアでも銀行に持って行けばちゃんときれいなお札に交換してくれます。
でも、昨日持って行った紙幣は50ドル札で、お札の端の部分が切れて完全になくなってしまっていました。
50ドルという高額だし、交換するのを渋られるかなぁと思ったら、意外にも快諾。
ただし、『1ドルちょうだい』とのこと。
手数料?今までは一度も取られなかったのに・・・と言うと、『この50ドルは端がなくなっているから、1ドルが必要なんだ』とのこと。

銀行のおじさんの説明によると・・・・・
キレイな1ドル札の端を切り取り、破れてなくなってしまった50ドルの端にはりつけるのだと。
そうするとこの1ドルは使えなくなってしまうから、その分の1ドルを払ってほしいと。

破れたお札



え〜?そんな方法でお札を修復してしまうのですか?!
ちょっとびっくり。これは普通のことなんでしょうか??


その後、銀行の一番奥の席に座ったでっぷり太ったお偉い銀行員のおじさんは子供が工作を楽しむようにはさみとのりを使って、きれいに1ドルをカットし、50ドルにはりつけていました。
これも銀行マンの仕事なのですね。ご苦労様です。



今日はとにかくすごい1日だった。

こんなことってある?!と怒りより、情けなさより、そんなのを通り越して笑っちゃいたくなるほどの出来事。

でも、すべては起こるべくして起きるのです。
自分に与えられた試練であり、チャンス。
1年、1年本当にこの国に来て、仕事を始めて、精神的に強くなっていく自分を感じる。自分の直感と自分の信念さえゆるがなければ、何が起きようが絶対に大丈夫。

どーんと構えてすべてに立ち向かいます!!
すべてのことをプラスに変えられるように。
悔し涙を笑顔に変えられるように。

今日、夜7時にお店を閉めたときのスタッフの笑顔。
今日ほど最高な仕事振りを見たことがないというほどの動きをしてくれたスタッフ。
私達はやり遂げたという最高の笑顔と自信。
きっと大丈夫。いや絶対大丈夫。
あなた達は最高の仲間です。ありがとう。

乗り越えられない試練はない。
新しい風が吹いてきた!!
この風に乗ってどこまでもどこまでも突き進んじゃうよ!!



(ただの独り言です・・・。)



『逆鱗』なんていうタイトルでブログを書いてしまい、色々な方からご心配をいただきました。申訳ございません。
朝、バンコクへ出張前の慌しい中でおきた1件だったのですが、スタッフの怠慢さとそれをきちんと指導できていない自分への憤り、不甲斐なさに興奮してブログを書いてしまいました。
結局は自分自身の力不足、自分自身の指導力の無さなんですよね。

皆様、コメントやメールありがとうございます。
逆鱗ブログを書きっぱなしでバンコクへ飛び立ってしまったので・・・その後ブログの更新がないとご心配くださった方も。ご心配おかけしました。

今日の午後、バンコクからシェムリアップに戻りました。
今夜はディナーを食べながらスタッフミーティングなのでしっかりと今後の方針を話さなくてはと思います。

頑張っている人がきちんと評価され、やりがいを感じられる職場を作らなくてはいけないと思います。
そして、私達がやっていることが社会に貢献し、利益をもたらすものでなければいけません。
カンボジアは今、まさにバブル。そこら中においしい話が転がっているようなそんな雰囲気ですが、そんな時だからこそしっかりと地に足をつけ一歩一歩積み上げていかなければいけないと思います。

〜およそ事業は社会多数を益するものでなければならない。
  その経営者ひとりがいかに大富豪になっても、そのために社会の多数が
   貧困に陥るようなことでは正常な事業とは言われぬ。
    その人もまたついにその幸福を永続することができない。〜


スタッフにとっても、カンボジア社会にとっても、益をもたらせるようなそんな会社を作っていきたいです。
そのためには何をするべきか。どう動きべきか。私に何ができるのか。
日々頭の中がぐるぐる回っています。






最近おだやかに過ごしていた私ですが、今朝は久々にスタッフを怒鳴りとばしました。
仕事だからもちろん完璧を求めたい。自分自身は常に100パーセントを求めてしまっていると思う。それがいいのか悪いのかは別にして・・。
だからスタッフの仕事振りも目に付くところだらけ。
でも、少しずつ少しずつ、少しずつでも以前より成長すればいい、頑張っている過程をしっかり評価しなくては・・・と思う。
できないところは目に付きやすく、『あれもできていない、これもできていない』と指摘するのは簡単だけど、できるようになったところを褒めてあげなければいけないといつも思う。
失敗をすることによって失敗をしない方法を考えることを身につけ、次につながればいいと思う。

しかし今朝の仕事振りはただの怠慢。
誰も見ている人がいないとサボるのは人間のサガなのでしょうが、するべきことをしていない人間には私は容赦ない。

怒った後はいつも自分が落ち込む。
自分の指導の仕方を考える。そんな時に読みたくなるのは『論語』。迷った時に、苦しい時に、自分の進む道が見えなくなりそうな時に。

『修己治人の学』と言われる儒教。
まず己を修める。自分を磨く。『徳』を身につけて世の中のしかるべき地位につく。自分の徳を周囲に及ぼし人を治める。
スタッフをまとめるにはまずは己を修めることから始めなくてはいけない。
自分を磨くこと。
まだまだ修行は足りません。頑張らなくては。



プノンペンから飛行機でさっきシェムリアップに戻りました。

行きは車で4時間かかったところを、帰りは飛行機で40分。

燃料代が高騰し、ガソリンも1Lが4500リエルにまで高騰。プノンペンへ行くタクシー代も値段があがっています。もちろん飛行機も。
この物価の高騰はどこまでいくのでしょうか。




飛行機

プノンペンからのプロペラ機。
今日は満席でした。

ユネスコ協会が行っている世界寺子屋運動。
世界中にたくさんいる、学校に行くことができない子供たちのために『寺子屋』をつくり、そこで読み書きや算数を教え、教育の機会を提供することを目的とした活動です。
シェムリアップにもユネスコ協会があり、シェムリアップ市街からはずれた村にこの度、新しい寺子屋が完成しました!!
完成式典のご招待を受け、私も式典に出席させていただきました。

学校ができた場所はシェムリアップ市内から車で30分〜40分のところにある村。赤土の一本道をただひたすら走り続け、私達のお店が蓮茶クッキーを入れている筒を作ってもらっている村を通り過ぎ、そこからさらに細い道を20分ほど走ると小さな村に到着です。

村












白いシャツに紺のズポンとスカートをはいた子供たちがお客様をお出迎えです。
みんな晴れの日に正装をしてちょっとはにかみながら、それでもどこか誇らしげな顔がとってもかわいいです。

子供たち1子供たち2













寺子屋





学校のない村に完成した寺子屋。
建物を作ることは私達外国人にとってはお金をだせばできる、言葉は悪いけれどお金さえあればできる、簡単なことかもしれません。
でも、学校を維持し継続し、質のいい教育の機会を提供し続けることは簡単なことではありません。何事においても継続していくことはとても大切なことだと思います。
こういった教育施設が増えることはとても素晴らしいことだし、教育というのは何よりもこの国にとって大事なことです。ただ、建物ができたことが到着点ではなく、スタート地点であるのですから、今後どのようにこの施設を維持し、継続し、向上させていくかが何よりも考えるべき大切なことだと思います。一時の盛り上がりだけではなく、本当にこの村に根付いていくような教育機関になることを切に願います。

子供たちが学ぶ喜び、新しいことにチャレンジする喜びを感じるきっかけになることを願っています。
この日、完成した立派な校舎よりも、私には子供たちの晴れ晴れしい笑顔が何よりもまぶしく感じました。
いっぱい勉強して、たくさんのことを学んでくださいね。

私もいつか絶対に教育に関わる仕事がしたいと改めて決意した1日でした。






乾季の今は雨が降らないので朝日がとっても綺麗です。
6時ぐらいに空が真っ赤に染まり、その後大きくて真っ赤な太陽が。。。。

朝日1朝日2




朝、真っ赤な太陽のパワーをたっぷり浴びながら歩いて出勤。
今日も1日がんばろう〜!!と太陽に向って吠えるのでした。

このページのトップヘ