アンコールクッキーから農業に転身した『マダムサチコ』の カンボジア日記

カンボジア、世界遺産アンコールワットのある町シェムリアップで、カンボジアの女性たちの雇用の場を作ろうという想いから、2004年にお土産物屋『アンコールクッキー』を創業。12年間にわたり社長として事業を牽引し年商3億円の事業に発展させる。2016年にアンコールクッキー社の体制を変更し、新経営陣に運営を託し、新たな夢へ挑戦中。アンコールクッキーの原材料をカンボジア国内に追い求める中でたくさんの農家の人たちと出逢い、カンボジアの農業がなぜ魅力的な産業になれないのか、なぜ私たちの食を支えてくれている農家の人たちが選択肢のない貧しい生活を強いられるのか、カンボジアの主産業である農業をもうかる産業にできないのかという想いがわいてきて、40ヘクタールの農園をシェムリアップ近郊に所有し、農業の6次化によって出稼ぎにでなくても生まれ育った村で家族と共に暮らせる幸せを実現できる村づくりを目指して奮闘中。シェムリアップ暮らしも早18年目。すっかりカンボジア感覚になっている日本人の目線で、カンボジアからフレッシュな情報とカンボジアの日常をつづるブログ。

2008年04月

変わり行くカンボジアシリーズ。

ここ最近シェムリアップにも続々とゴルフ場がオープン。

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ソフィテルホテルが運営するゴルフ場。シェムリアップに一番最初にオープン。

?Angkor Golf Resort
NICK FALDO監修のゴルフ場。町の中心から車で10分ほどのとっても便利な立地。

そして、今年中にオープンするのでしょうか?シェムリアップ市内から車で30分ほど、ロルオス遺跡近くに建設中のゴルフ場は日本人デザイナーによる設計。

建設中のゴルフ場の現場にお邪魔しました。

何もない大地に絵を描くように、地球の上にものを創り出す壮大な仕事に感動。


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カンボジアにゴルフ場ができてからゴルフを始めた、まったくのゴルフ初心者の私ですが、自然と立ち向かって仕事をしている現場の様子を見せていただき、何もないところからモノを生み出している姿に心からの尊敬を覚えました。

40度を越す連日の暑さの中、皆さん本当にお疲れ様です。カンボジアで一番の素晴らしいゴルフ場が完成することを心から願っています!!

シアヌークビルの行き帰りに必ず通るお祈りスポット。

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シアヌークビルに行く途中、お線香を買って旅の安全を祈願します。
こういう姿を見ると改めてカンボジアが仏教国であることを思い出し、信心深いカンボジアの人達の心を美しいなぁと感じます。



シアヌークビルの海。
人気のビーチはプノンペンからやってきたカンボジアの人達で埋め尽くされていたりしますが、はずれのほうまで車を走らせると、ほとんど人がいない場所もある。
まだまだ穴場多し!!

まさにだ〜れもいない海!ってな感じでビーチを独占気分も堪能できます。

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海に落ちていく夕日。
アンコールビールを片手に見る夕日も乙なもの。


雄大な自然を前にするとだいたいの人間は『あぁ、人間って小さいなぁ!!』とか『もう何もかも捨ててどこか遠くへ行きたい!』とか考えがちじゃないでしょうか?
というか、単純な私はそんなことを考えてしまいました。

でも、小さい自分も日々のつらいことも、そういうすべてがあって、今ここで雄大な自然を感じている自分がいるわけで、もし小さい自分じゃなかったら、シアヌークビルで夕日を見てなかったかもしれない。うまく言えないけど。。。
日々のささいな出来事にいちいち落ち込んで、悩んでいるちっぽけな自分だから、今ここにいるわけで、こういう人生を歩いてきたのでしょう。
・・・・だからすべてに感謝なのです。(すみません、意味不明な文章で)

さて、シアヌークビルの海を眺めていると・・・

海の中に巨大な亀を発見!!!

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ヒンドゥー教の天地創造の神話、乳海攪拌(アンコールワットの壁画にも描かれています)の中にでてくる、大亀クールマのような巨大亀。

大亀クールマの上に大マンダラ山を乗せ、その山に大蛇バースキを絡ませて海を攪拌して、不老不死の薬アムリタを手に入れたというのが乳海攪拌のお話。

もちろん、この亀ちゃん、本物ではありません。でも海の中にこんな巨大な像を置いてしまうカンボジア人の遊び心に乾杯!



つづいてシアヌークビルの観光地へ。
シアヌークビルにはカンボジアの国産ビール『アンコールビール』の工場があります。ここでは毎週水曜日?の午後3時くらいからアンコール生ビールが無料で飲むことができます。しかも飲み放題!!


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工場の一角にタバコの煙に包まれたバーがあり、工場の女性スタッフがガンガンビールを注いでくれます。水曜日の数時間だけのお楽しみ。バーは欧米人で埋め尽くされていました。

カンボジアに海があるんですか〜?なんて愚問です。

カンボジアのビーチリゾート、シアヌークビル。
首都プノンペンから車で3時間半ほど。
プノンペンからの道もすべて舗装されていて快適そのもの。
一直線の国道をひたすら走ると、眼前に広がる青い海。
ここも最近開発の嵐。建設ラッシュです。


まずは町のシンボル、シンハ像。

町のシンボル





なぜ後姿の撮影なのかはご想像におまかせします。




もうかれこれ5年前くらいに訪れたシアヌークビルはまさに『青い海、白い砂浜』だったのに。最近の海はちょっとがっかりです。
それでも、レストランやホテルなどどんどんお洒落なものが増えていき、リゾート街道まっしぐらです。

シアヌークビルのおすすめレストランはなんといっても『空海』。
日本人のご夫婦が経営されている日本食レストラン。
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新鮮なお刺身、てんぷら、海老のから揚げ・・・もうどれをとっても美味しい!!そしてリーズナブル。オープンエアーの中、JAZZを聞きながら美味しい海の幸を堪能できる、とっても素敵な空間です!毎晩通いたくなるお店です。

もちろん、地元のレストランのシーフードも忘れてはいけません!!
新鮮なプリプリのイカと青い生胡椒の炒め物。絶品です。

シーフード







ホテルは海沿いにたくさんありますが、ソカーホテルの立地に勝るものはないのでは??プライベートビーチを持つソカーホテル。吹き抜けのロビーからまっすぐレストランが続き、その向こうにはプール、そして海。。。
この贅沢な空間が、リゾートへ来たなぁ・・と思わせてくれる。


sokha hotel


海は青くなくなってしまったけれど、でもやっぱり海はいいです。大きな海を見ていると心がすーーーっと軽くなる感じがする。


シェムリアップの川沿い、オールドマーケット近くにできたショッピングセンター『Angkor Trade Center』。

ショッピングセンター付近の路上駐車がやけに目につくので、駐車場がないのかと思いきや、ちゃんとありました駐車場。ショッピングモールの地下が駐車場になっています。しかし、ほとんどの人が路駐。駐車場代は1000R(リエル)。

オープンして早1ヶ月以上はたつけれど、ショッピングモール内はなんだかちょっとさびれた感じ。。。大丈夫かなぁ。

唯一にぎわっているのがSWENSEN'S。アイスクリームのチェーン店。

Swensen怪しい2人肩を並べて嬉しそうにアイスクリームを食べる男二人。。。





値段はアイスクリームが1スクープ USD1.20。
サンデーになるとUSD2.00〜USD3.00くらい。
朝ごはんのクリティウが1ドルで食べられるのだから、それに比べて高いけれど、カンボジア人のお客さんで溢れている。しかも昼間は学生服を着た高校生たちがたむろしている。


2階にはなんと、『TIFFANY & Co.』が!!
まだオープンしていません。乞うご期待(笑)。

TIFFANY

最近のカンボジアは開発の嵐。
ものすごい勢いで町は変わっていく。

日本のバブルの時はまだ学生だったので、バブルというものを体験したことのない私ですが、今まさに身をもって体験しています。カンボジアバブル。

6月下旬にはシェムリアップに待望の『ラッキースーパーマーケット』がオープン。今日はちょっとその下見に行ってきた。
『カンボジアの生活が変わるなぁ・・』としみじみと実感。

3階建てのショッピングモール、『Lucky Mall』

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1階にはスーパーマーケットやベーカリー、宝石屋などが入る予定。




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2階の正面部分のスペースがまだ空いているそうです。テナントを持ちたい方はぜひ!ラッキーモールを運営するラッキーグループは日本人贔屓ですので、『日本食を入れたい』と言っていました。space1space2













カンボジアに来たばかりの頃、今のようにコンビニもなければ、お店もほとんどなかった。お水を買うのも道ばたの露店で買ってたなぁ。
それがこれからは日本のようにクーラーの効いた店内で、ショッピングカートを押しながら、定価のちゃんとついた商品をかごにいれ、最後にはレジでお会計。
まるで日本にいるのと同じ。
カンボジアの生活の一番いいなぁと思ったところは人とのつながり。道を歩けば誰かが声をかけてきて、『どこへ行くんだ?ご飯は食べたのか?』。市場に行けば、値段交渉して野菜や肉を手に入れる。値段はついていないから、交渉しなくては買い物もできない。しゃべらなかったら生活できない。
でも、それが人間同士のつながりというもの。
そういうつながりがあるから、生きていて楽しい。笑いも起きれば、喧嘩も起こる、でもそれが人間らしさというもの。

綺麗なショッピングセンターを歩きながら、発展していく中で失ってしまう大切なものについて考えさせられた。

カンボジアの朝はがっつり朝ごはんで始まる。
最近のカンボジアの若者も朝ごはんを食べない人が増えている傾向にはあるものの、やはり基本的にカンボジア人は朝からしっかりとご飯を食べます。

私も負けず劣らずがっつり朝ごはん。
今日の朝ごはんは『バーイカピ』(カピご飯)。


『かび』ではありません、『かぴ』です。

かぴご飯

カピとは小エビを塩漬けにして作るペースト状の調味料。プラホック(魚の塩漬け)の海老バージョンですね。英語でいえばシュリンプペースト?ちょっとかっこよく聞こえます。

カピで味付けたチャーハンに、青いマンゴーのスライス、薄焼き卵、豚肉いため、小エビなどが添えられた『カピご飯』。結構美味で、朝からがっつりきます。
4月の酷暑を乗り切るには、『低血圧で朝は食欲がないんです〜・・』なんて言っててはいけません、パワーブレックファーストでいきましょう。

この日の朝ごはん、朝から大笑いの1件が・・・。

私はカピご飯を、友人はクイティウ(米の麺のヌードルスープ)を注文。人が食べているものがおいしそうに見えてしまう悪い癖、友人のクイティウを見ていたらクイティウが無性に食べたくなり、カピご飯に加えてクイティウも注文!!

親切な私の友、自分のクイティウの味付けに必死になりながらも、店員を呼びとめ私のクイティウを追加注文。
片手でライムをしぼり、もう一方の手で1本指を立て『ニッ ムォイティエッ(これもうひとつ)』と。
店員さんは合点承知という笑顔で『チャー』と返事をして厨房へ。

私はクイティウが来る前にカピご飯を片付けなくてはとご飯に夢中。

そんなところへさっきの女の子がまたやってきて何も言わずにライムをさしだす。

私達はふたりして『??』。
なぜライム??

そんなに何個もライムをクイティウに入れないでしょ?ちょっと隠し味程度にしぼるのがオツなのよ、なんて言葉が頭をぐるぐる駆け巡る。

数秒後、私も友人も理解した!彼はライムをしぼりながらクィテゥをもう一杯と言ったので、店員さんは『まさかそんな大食いのわけないわよね。クィティウを2杯も食べるなんて。このお姉さんもカピご飯をがつがつ食べてるんだし、クィティウを頼むわけないわ。』と思い、ライムを持ってきてくれたのでしょう。

すみません、私達は大食いです。

ここまではよかったのだけれど、以前この友人と一緒にいった飲み屋での1件を思い出した。
あの時もやっぱり二人で食事に行っていて、お箸がひとつしかなかったから、注文した焼きそばを持ってきた店員さんにお箸を持って『ムォイティエッ』って言ったんです。
すぐに持ってきてくれるだろうって思ったけれど、なかなかお箸はやってこない。『まだ来ないね〜』なんていいながら私達も呑気にしゃべっていた。いつまでたってもこないから、お願いした店員さんを探すと彼はトイレに向っていく。

『あぁ、もうきっと忘れちゃってるね〜アハハハハ』と二人して笑いながら、実はトイレに箸がしまってあるのかもしれないなどとくだらないことを言い合って笑っていた。

スプーンとフォークはあったので、それでもいいかぁと思っていると、しばーらくしてさっきの店員さんが『焼きそば』を持ってきてくれた。
私がお箸を頼んだ時、私の手にはお箸があったけれど、店員さんの手には焼きそばがあった。だから、彼は焼きそばをもうひとつ持ってきたのね。
あの夜のテーブルには焼き鳥やら、なにやらいっぱいの料理が並び、さらに焼きそばが2皿。

あの時は私達は『大食い』だと思われたのでしょうか。


その日の夜の出来事を思い出し、ふたりして大笑い。
カンボジアではきちんと『クリティウをもう一杯。おはしをもう1本』と言葉でつたえましょう、今日の教訓。

朝からこんなちっちゃなことで大笑いできる私達は幸せだなぁとしみじみ。
でも、他のテーブルを見ても、カンボジア人のお客さんたちみんな大笑いしたりとっても楽しそう。
朝からこんな笑顔で食事を食べられるカンボジアの人達は幸せだと思う。

日本のみなさん、朝から笑顔でご飯を食べてますか〜?
カンボジアの食堂に行ってみてください。朝から活気があり、みんなモリモリご飯を食べてます!!







私のオフィスというか机に住みついているチンチョ(ヤモリ)のちび太。

『ちび太』は私の命名。

もうかれこれ3週間ほど私の机の上をチョロチョロチョロチョロしているヤモリ。

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めちゃくちゃ小さい!
コップと比べてもこんなに!!

最近ブログを書かなかった。というより書けなかった。

小さな一言を気にしたり、何気ない言葉に傷ついたり。
自分のしていることが、自分が発信することが、誰かに批判されたり、非難されたりするのが怖かった。

そんな時に大切な友人に言われた。

ブログをやめたっていいし、続けたっていい。それがあなたの決めたことなら。自分はそれがあなただと思ってるから。

言葉はこの通りじゃなかったし、もっと的確な言葉で言ってくれたのだけれど。
でも、とにかく私の心にがつーんときた。

ブログに思ったことを正直に書くことで批判もされるでしょう。それが怖いからといって、じゃぁ、上っ面な言葉だけで文章を綴ったら・・・・それは人の心に訴えるものはなにもないでしょう。

なんで私がブログを始めたのか。
それは簡単にいえば、カンボジアという国をいろんな人に知ってほしかったから。
地雷、内戦、貧困というマイナスのイメージでとられがちのカンボジア、でもとってもいいところがいっぱいあって、素敵なところなんだということを、日本人の、しかも女性の視点から発信できたら、カンボジアに興味を持ってくれる人が増えるんじゃないか・・・私だからできる役割があるのではないか、そう思ったから。
もちろん自分のお店のことを知ってもらうためでもある。
自分がここにいる証かもしれない。
ひとりで思い悩んだ時に書くことによって気持ちを整理するためかもしれない。

『自分の気持ちをだせずに上っ面な文章を書くなら、ブログを書く意味がないよ』
私がそう友達に言ったら、
『じゃぁ書きたいことを書けばいいじゃない』。

物事は単純だね。
人は難しく生きすぎているのかも知れない。
シンプルに生きたいね。
幸せだと思える毎日を、すべての物事、すべての人達に感謝できる毎日を過ごしたいね、ありがとうという感謝の気持ちを忘れないで。

そんな話を時間も忘れて話せる友に感謝です。

毎日起きる色々な出来事によって、悩むこともあるしつらくて逃げ出したくなることもあるけれど、でも本当にたくさんの勉強をさせてもらっているのだと思う。つらいことから逃げることは簡単かもしれないけれど、正面から向き合うことで、かならず得るものがあり、心も成長するのだと思う。

自分の人生だから、一生に一度の大切な毎日だから、大切に生きよう。






4月19日の朝日新聞のフロントランナーというコーナーに掲載していただきました。

色々な方からたくさんの反響をいただきました。本当にありがとうございました。正直自分自身みなさんの反響に驚いていますが、これからも自分の信じた道を一歩一歩しっかりと前を向いて歩いていこうと思います。

新聞に掲載していただけることはとても嬉しいことですが、私は何よりもスタッフの笑顔の写真が嬉しかったです。
写真を見て涙が出ました。

すべての方達に感謝です。ありがとうございます。


フロントランナー

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