アンコールクッキーから農業に転身した『マダムサチコ』の カンボジア日記

カンボジア、世界遺産アンコールワットのある町シェムリアップで、カンボジアの女性たちの雇用の場を作ろうという想いから、2004年にお土産物屋『アンコールクッキー』を創業。12年間にわたり社長として事業を牽引し年商3億円の事業に発展させる。2016年にアンコールクッキー社の体制を変更し、新経営陣に運営を託し、新たな夢へ挑戦中。アンコールクッキーの原材料をカンボジア国内に追い求める中でたくさんの農家の人たちと出逢い、カンボジアの農業がなぜ魅力的な産業になれないのか、なぜ私たちの食を支えてくれている農家の人たちが選択肢のない貧しい生活を強いられるのか、カンボジアの主産業である農業をもうかる産業にできないのかという想いがわいてきて、40ヘクタールの農園をシェムリアップ近郊に所有し、農業の6次化によって出稼ぎにでなくても生まれ育った村で家族と共に暮らせる幸せを実現できる村づくりを目指して奮闘中。シェムリアップ暮らしも早18年目。すっかりカンボジア感覚になっている日本人の目線で、カンボジアからフレッシュな情報とカンボジアの日常をつづるブログ。

2008年11月

コンポンチャム州といえば、日本政府の無償資金協力によって作られた『きずな橋』。

きずな







今から約7年前、2001年に開通したきずな橋は、メコン川によって東西に分断されていた国道7号線にかけられた全長約1300メートルもある長い橋。
きずな橋が開通されるまでは渡し船を利用して行き来していた両岸が橋の開通によって大きく交通事情が改善されたようです。

めこん大河








源流をチベットにもつメコン川は、ラオス〜カンボジア〜ベトナムへと流れる国際河川。
メコン川は魚の宝庫で、川イルカまでも生息する。

カンボジアの500リエル札のデザインになっているコンポンチャムのきずな橋。



500riel



仕入先周りの第一日目は大雨の中の出発。
朝8時にシェムリアップをでて、コンポンチュナンのカシューナッツの仕入先に行って、コーヒー農園、バジル畑などを回って、やっとお昼ご飯にありつけたのは午後2時過ぎ。

レストランに入って、とにかく早く持ってきて〜!!とせかす私達に手際よく料理が運ばれました。

レストラン







まずは大好きな空芯菜炒め
これがあればご飯が何杯でもいけるくらい大好きな一品。
鉄分豊富で女性にはおすすめの一品です。

空芯菜炒め







うなぎの炒め物
日本と違ってうなぎを開いて蒸したりはせず、ダイナミックに輪切りにして炒めるのがカンボジア流。
どろくささが美味?
ここのレストランは水上レストランになっていて(文字にするとおしゃれっぽい・・けど、めちゃくちゃローカルレストランですが)、コンポンチャム出身のスタッフはこのレストランの前に広がる池でよくうなぎ釣りをしたそうです。
そんな新鮮うなぎの炒め物、こちらもビタミン豊富で女性におすすめ!

うなぎ



池









スタッフが真っ先に選んだのが蛙の辛味炒め。
蛙の栄養素は知りませんが、鶏肉のようにさっぱりとした淡白なお味。
『え〜!カエルを食べるの?!』と驚く方もいるかもしれませんが、カエルだってこおろぎだって、蜘蛛だって食べるのです。大事な蛋白源。
なんて偉そうに言いましたが、日本人である私は食べなれていないカエルよりは鶏肉のほうが100倍好きです。

蛙








そして、カンボジア料理に欠かせないスープ。
これは超豪華スープで鶏が1羽丸々入ってました。スープの具はかなりグロテスクでした(笑)。味は、鶏からでたコクのあるスープで申し分なし。

スープ









スタッフはすごい勢いで3,4杯ご飯をおかわりしていました。
さすが、カンボジア人。本当にお米をよく食べる。
でも、カンボジアのお米は腹持ちがあまりよくない。
不思議なご飯。



あぁ、もう6時半。こんなブログを書いてたらお腹がすいてきました。今夜の夕食は何にしよう??




やっと日本からシェムリアップに帰ってきました。
この暑さにほっとします〜。(といってもカンボジアもここ数日とっても涼しいですが)日本は本当に寒かった・・・・。

コートを着て、ブーツをはいて、普段味わえない冬の感覚をちょっと余裕で楽しめたのも最初の数日、すぐに寒さにやられました〜。
原因不明の炎症で、腕が腫れあがったり、熱をだしたり・・・大変でした。
やっぱり暑いのが一番。。
一年中、半そででいられて、水シャワーが気持ちよくて、ちょっと動くと汗がでて、太陽がギラギラ照り付けて、空を見上げると真っ青な空。そして何より冷たいビールが1年中美味しい。こんな素晴らしい場所はない。
あぁ、カンボジア大好きだ。



さて、先日の仕入先出張はカンボジア国内1500キロほどを3泊4日で走破しました。車を降りてもまだ頭が揺れている感じがするほど、車に乗ったなぁ。。。
スタッフと交代交代で車を運転し、夜遅くに街頭もない真っ暗な道を走った時には本当の闇を見た気がした。道が続いているのか、先が崖かも分からないような、真っ暗さ。雨季の最後だったこともあり、大雨で月明かりもなく、車の薄暗いヘッドライトだけが頼り。間違った道を走ってきてるかも??と、不安になりながらも、もうどうにでもなれ!!と妙に強気になっちゃう気持ちが入り混じり、スタッフ共々、かなりのハイテンション!!!の旅でした。


まずは、シェムリアップ〜コンポンチャム州へ・・・。

コンポンチャムからアンコールクッキーに使うカシューナッツを仕入れています。




殻割り機1


これ、なんだか分かりますか??





殻割り機2


正解は、カシューナッツの殻割り機。
カシューナッツはひとつの殻の中にひとつしか実がはいっていないのですが、この殻がひじょーーーーーに堅く、そんじゃそこらの力では割れないのです。

上の写真のように、1個1個、このちょっとキュートな型に殻のままのナッツをはめこみ、機械の下についているペダルをグッと踏み込むと殻が割れるという仕組み。こんな超家内製手工業的な道具を作った人は素晴らしい!!




たくさんの殻割り機


カシューナッツの収穫期(乾季の終わり)には、このずらーっと並んだ機械の前に女工さんが座り、ひとつひとつカシューナッツの殻を割っていくというわけです。









そして、女工さんたちの汗と涙?の賜物である、殻からでてきたカシューナッツの実がシェムリアップに到着すると・・・・・・・・・





我が工房の主?、大長老のヌアンさんが丁寧にナッツを煎り、香ばしく美味しいカシューナッツに変身するというわけです。

ヌアンさん

5
現在、弊社では日本人スタッフを募集しております。


【職種】
 “稜筌好織奪奸淵▲轡好織鵐肇泪諭璽献磧叱補)
 ▲僖謄シエ

【業務内容】
 ,土産物屋販売業務全般、スタッフ管理等
 現地スタッフへの技術指導、新商品開発

【勤務地】´▲ンボジア(シェムリアップ)

【勤務期間】´◆ ̄相談
      ※勤務開始は2009年3月〜(応相談)

【雇用形態】´◆〃戚鷦勸

【給 与】 ´応相談

【VISAについて】´会社負担でビジネスビザを取得します

【必要な条件】
´◆ いつも笑顔で明るく積極的に仕事にのぞめる方
   ◎自ら考えて行動し、状況に応じて臨機応変に対応できる方
   ◎心身共に健康な方
   ◎カンボジア語を学ぶ意志のある方
   ◎最低限の英会話力(スタッフとのコミュニケーションのため)
   ◎基本的なPCスキル
   

◆ カンボジアの素材を生かして新しいデザートを開発する意欲のある方
  ◎カンボジアの人たちへの技術指導に意欲を持って臨める方


【応募方法】
´◆〕歴書(写真添付)を下記メールアドレス宛にお送りください
   メールアドレス sachiko@angkorcookies.com(担当;小島幸子)
別添にて
   1)志望動機(なぜカンボジアで働きたいのか、アンコールクッキーで働きた
     いのか)をお送りください。


 
カンボジアスタッフと共にお店を盛り上げていってくれる方をお待ちしております。

現在日本出張中です。

今回は大学での講演の依頼をいただき、日本に来ています。

昨日は日本女子体育大学にて講演。

元気な可愛い19歳の学生達に『女性と仕事』というテーマでお話させていただきました。
自分自身が大学時代、先の見えない将来に不安と焦りを感じ、将来何をしたいのか分からず、迷い悩んだ時間を過ごしました。
自分の20代、たくさんのアドバイスやパワーをくださり、たくさんの人脈を築かせてくださったのは人生の先輩方。
だからこそ、今度は自分よりも若い人たちに少しでも役に立てればと思い、求められればお話をさせていただきたいと思っています。

日本女子体育大学の学生達は反応もよくてとっても元気でお話させていただいていてとても気持ちがよかったです。
その後、みんなからのアンケートを読ませてもらって、皆それぞれ色々悩み考えているんだなぁと改めて感じました。


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〜学生さんの感想から〜

小島さんは大学2年まで、何の目的もなく日々を送っていたけど、それなのに、今こうして素敵な毎日を過ごせるのは、きちんと自分と向き合ったからだと思いました。私はやりたいことはあるのには変わりないのに、こんなに毎日ぐだぐだしていて、なんて無駄なことをしているんだろうと思いました。具体的な夢を見つけるのにはまだ少し時間がかかるかもしれないけど、少しずつ道を切り開いて、卒業する頃には悔いの残らない充実した大学生活だったなと思えるように頑張っていきたいです。


人生において大切なことを、たくさん聞けた。やっぱり体験を通して学んだ人の言葉にはものすごい説得力がある。悩みや迷い、時には挫折もあるけど、自分がやりたいと思うことを大切にしようと思う。そしてたとえ遠回りになったとしても、思い通りの環境でなくて、いかにそこを自分で前向きにとらえ、生きていくかが大切なんだと思った。道に迷うことがあっても、選んだ道を一生懸命歩めば後悔はないのかもしれない。直感とチャンスを大事にして、いつまでも夢や挑戦を続けられる人間でありたい。


自分がやりたい!と思ったことを行動しても、その時実現できなくて、遠回りをするようなことになっても、それは全て今後のためになるんだという言葉は、とても支えになった。いつまでも、夢を持ち続ける、行動し続ける姿勢を見習いたいと思いました。カンボジアのイメージが変わった気がする。実際に行ってみたいと思いました。


私の出身地である群馬からすごい人がいるというのを知りました。今回小島さんの講演を聞き、親が言っているのはやはり間違っていないんだと思いました。自分の意見だけでなく、人の意見を聞き入れること、何事も経験が大切ということなどです。私はカンボジアの人から見れば金持ちの子。なぜならば、自分がやりたいことをやらせてもらい、大学にまで行かせてもらえるからです。だから、このことをむだにしてはならないとわかりました。日本の考え方、文化とカンボジアの考え方、文化は違う。お互いの国を尊重していかなければならないと思いました。



小島さんの講演を聞いて、自分のこれからの可能性や自信につながる考え方を気づかせてくれたと思いました。「起業家」と聞くと「成功者」というイメージが強かったのですが、小島さん自身の大学時代からのお話を聞いて、小島さんを支える周りの人や出会った環境を経て、得ることができた考え方や捉え方により、広がっていった世界の中でたどりついた仕事なんだなと感じました。小島さん自身が小さな幸せを見失わず、広い心を持って人と関わることを大切にしていることが何よりも素晴らしいと感じました。若い頃に描いていた自分と違っていても、そこに幸せを感じ、そこまでの過程にも幸せを感じていて、小島さんの人間性や生き方に感化されました。いままで恋愛や結婚のことも含めて将来を考えていたのですが、今日の講演を聞いて、自分自身まずは先を見据えすぎずに、やりたいことを探すのに時間をかけて、色々なことに挑戦していきたいです!!きっとこのクッキーの味は一生忘れません。


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私のほうこそ、若い皆に会って元気と刺激をもらいました!!
本当にこんな機会をいただけたことに感謝です。ありがとうございました。

今日は早稲田大学にて講演。
どんな学生さん達に会えるか楽しみです。










仕入先周りで村を歩いていたらいいにおいが・・・・・。

匂いにつられて、お昼ごはんの準備をしているお家にちょっとお立ち寄り。

お昼ごはん昼ごはん2




『何を作ってるの?』って聞くと『ソムロマチュー(酸っぱいスープ)』とのこと。『食べていくかい?』と気軽に声をかけてくれるのがカンボジアの人のあったかいところ。






その家の前の水溜りで魚釣りをしている男の子。
お母さんらしき人がかごにお魚を入れて歩いてる。

魚釣り5
『すごい!その魚、彼が釣ったの?』
『これは買ってきたのよ〜』










なーんだ、そうだよねぇ、こんな水溜りでそんな立派な魚がつれるわけないかと思い
『魚つれた〜』とためしに聞いてみたら、黙ってにやっと笑って片手をあげて見せてくれた。


魚釣り3魚釣り4







やるなぁ。
こんな小さな水溜りにも魚が生息しているのがカンボジアのすごいところ。そして、木の枝にひもをくくりつけただけの釣竿で今晩のおかずをしっかりと捕まえている子供達の生きる力。



魚釣り2




ちなみに釣エサは『プラホック』とのこと。

今週は仕入先周りに奔走した1週間でした。

まずはヤシ筒づくりの村へ・・・・。

時間を守るという意識に欠けるというより、そもそも時間に追われて何かをするということがなかったからでしょうか、何日までに1000個作ってくださいと期日を決めてお願いしてもいつも間に合わない。間に合わないからといってあせるわけでもなく、『忙しかったから』と涼しい顔で暢気におしゃべりしながら作ってたりする。
いつも在庫切れを起こしそうになり、スタッフがテンヤワンヤするのがこのヤシ筒。
すっごい余裕を持ってお願いしても、祭りがあったからとか、農作業が忙しかったからとか、なんだかんだで間に合わない。

そんなヤシ筒づくりの村へ行ってきました。直接顔を合わせて話をすれば少しは違うかなぁなんて淡い期待をいだきつつ・・・・。


雨季なので舗装されていない道はドロドロです。
バイクや自転車だったら全身泥だらけは覚悟の上。



雨季の道2雨季の道1












庭先で筒を手作りするお母さん。
この家の収入源はこのヤシ筒のみ。
1日に5個作っているとのこと。10個作ったら倍お金が入るのにって思うのだけれど、子供達に囲まれながら、時々赤ちゃんが泣いておっぱいをあげたり、のどかな時間の流れの中で作業が進む。

かご作り母と子











子供達はいつもお父さんとお母さんのそばで1日中遊びまわっている。
こうやっていつも家族が一緒にいられる幸せは日本にはなかなかないなぁとちょっとうらやましくも思う。

大人も子供も大人も子供も2













キュート子供達1

子供の笑顔はほんとに天使のように可愛い。













最近始めたちょっとした工夫を教えてくれた。
ビンのふたを利用してかごを編むつるの太さをそろえているとのこと。
このふたに開けた穴にひもを通すと太さが均一になるとのこと。


工夫









最近家を建てたという女性。18歳で結婚して、だんなさんは10歳年上、子供も二人いて、去年17000ドルで家を建てたのよ!と嬉しそう。
話をしていたらなんと私と同い年!!『ねずみ年』の年女同士。
はぁぁ、私はだんなさんも子供も家もないよ〜と嘆いたら、私はだんなさんと二人でヤシ筒を作ってお金を稼いだとのこと。



同級生







彼女の息子さんもかご作りのお手伝い。
彼はとっても集中力があり、わき目も振らず手際よくかごを作っていました。
親孝行だね〜。


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