プノンペンに行くのはほとんどが仕入や印刷会社への発注のため。
今回も布地を大量に仕入れてきました。

プノンペンの市場。
布売り場、靴売り場、かばん売り場、食器売り場、などなど市場の中は扱っている商品ごとにお店も区分されているので、意外と買い物はしやすい。
今回の目的は布地なので、布地コーナーに直行。市場のおばちゃん達とももう常連で、あちこちから『マダーム、今日はうちでも布買ってよ』と狭い通路歩くと服のすそをあちこちの店からひっぱられる。


布や1布や2











雨季に入ったので市場の中は外からの風が吹き込んできて、びっくりするほど涼しくとっても快適でした。普段は、市場の中で空気が止まっているかのようにムッとした空気の中を汗をダラダラ流しての仕入なのに。。。

私が前回プノンペンに来たのは4月。
仕入れはほぼ毎月のようにプノンペンでしているけれど、私が来ることはあまりなくなり、スタッフだけで仕入れもできるようになってきた。
今回はデザインの注文などがあったので私も一緒に来たけれど、仕入だけだったらスタッフだけで問題なし。

布地屋で値段交渉しているスタッフ(Mr.ラタナ)を見ながら、成長したなぁとしみじみ思いました。



ラタナ



こうやってどんどんいい顔になって、どんどん仕事がこなせるようになって、活き活きしている彼らを見ることが何より嬉しいこと。
プノンペンの市場の片隅で布地に埋もれながら、『あ〜、この3年、この子達と色々なことがあったなぁ』なんてひとり物思いにふけっていたら、『おねえさん、もう行きますよ』とさっさと仕入を終わらせ次の仕事へと向うラタナの後姿。ちょっと待ってよ〜!!と追いかける私。
以前は『どんどん自分で考えて動きなさい!私の後ろをついてくるんじゃなくてどんどん前にでなさい』なんて口をすっぱくして言ってたのに・・・今はさっさと先を歩いてる。次の仕事の段取りを考えながら。頼もしく見える背中を見ながら、ちょっと一人笑みがこぼれたプノンペンでした。


プノンペンからシェムリアップに向う道、どこから戻ってくる時もそうだけど、シェムリアップに向ってる時が一番落ち着く。『おうちに帰る』っていう気持ちになれる。