田舎へ向かう道沿いにどーーんと大きな建物を発見。以前から立ち寄りたいと思っていたレンガ工場。

『ちょっと中を見学させてくださーい!』と声をかけると、人のよさそうなおじさんが『どうぞ、どうぞ』と手招き。突然やってきた訪問者を不審がることもなく受け入れてくれるのがカンボジア。

レンガ工場概観






灼熱のカンボジア、その中で大釜が何台も稼動して暑さも倍増のレンガ工場。
釜の長さはおよそ50メートルといったところ。その中に1度で40万個のレンガを焼くとのこと。焼き時間は1週間。

釜正面レンガ釜kama







大釜の後ろには山から持ってきたレンガ用の土の山と、焼く前のレンガが積まれていた。


焼く前のレンガsagyooba






山積みになったレンガの横にはレンガ工場に働きに来ている作業員の簡易ハウスが立ち並んでいました。
簡易ハウスといえば、日本ならプレハブハウスを連想すると思いますが、こちらでは乾燥させた椰子の葉で作った高床式の家。

レンガを焼き上げるには連続して1週間、釜に火を入れ続けます。薪で火をおこしている大釜。レンガを焼き続けるために交代で作業員が働いていました。
でも、あくせく働いているというより、みんなの〜んびりした雰囲気。

maki






1年前は1個100リエルだったレンガが、今は1個200リエル以上になったとのこと。
じゃぁ、来年には300リエルになるかもね?との私の質問にオーナーは『オッテアン(わからないよ)』とのこと。
この物価の高騰はどこまでいくのか、本当にオッテアンですね。
建設費もどんどん高くなっていくのに、新しいホテルや家が次々と増えていくカンボジア。
来年はどうなっているのでしょうか。