盆と正月

これはカンボジアの人たちにとって1年でとっても大切な日。
お寺を中心に色々な行事が行われます。


今カンボジアはお盆(プチュンバン)期間です。
満月の翌日から新月までの15日間がカンボジアのお盆で、今年は満月の翌日、9月29日から10月13日の新月まで。


満月からはじまって新月に終わる、15日間のお盆期間中に7か所以上のお寺にお参りに行くというのが昔からの習わし。

最近の忙しい社会では7つもまわるのは無理かもしれませんが、それでも老若男女お寺へ行くという気持ちはみんな持っていて、そういう昔ながらの仏教行事がきちんと引き継がれている国というのは素晴らしいなと思います。

私も7つは無理かなと思いながらも、できる限りお参りに行こうと思っています。

今年は私たちの農場がお世話になっているSvayChek村のお寺でお盆のセレモニーをさせていただきました。
お盆期間の最初の14日間はプチュンバンではなく、『カング・バン』といわれていて、14日間の毎日村ごとにグループを作ったりして、お寺に寄進しお料理を作ってお坊さんにさしあげます。
そしてお盆の15日目、新月の日の最終日プチュンバンにはありとあらゆる人がお寺に集まるといった感じ。

私たちの会社はカングバンの8日目にお寺で儀式をしていただきました。

初日は夕方から集合。午後3時にスタートするといわれてシェムリアップから村のお寺に向かいましたが、実際に始まったのは午後5時。このゆる〜い時間の流れが田舎独特です。
いつ始まるのかも分からないので、みんなでお寺の周りを散策に。村の子供たちもぞろぞろついてきます。

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ファームに住み込みで働いてくれているパウさんの末娘、スレイナー。賢い女の子。

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ファームの農業専門家のシター。いい笑顔。


お寺の裏にはとっても大きな池があって、そこのほとりに今まで見たこともないような大きなマンゴーの木。
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マンゴーの木がこんなに大きくなるとは知らなかった。

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そしてこのマンゴーの木の下にはプレア・コー(牛の神様)がいました。牛の神様にお参りしながらこのマンゴーの木にまつわる有名な民話をみんなが話してくれました。

散策が終わったら今度はおかゆができあがったぞ〜と料理担当部隊からお呼びがかかってみんなでおかゆタイム。カンボジアでは何か集まりがあるとおかゆが出てくることが多い。大量に作れて大勢で食べるのにちょうどいいのかな。

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鶏肉のたっぷり入った具だくさんのおかゆ。もやしをたっぷり入れてライムをしぼっていただきます。

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大人も子供も何倍もおかわりします。


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5時近くになってやっとお坊さんもそろってセレモニーのスタート。お経を唱えていただく時間はわずか20分ほど。2時間待って20分で終わり・・・・・なんて思ってしまうようでは田舎の暮らしに適合できませんね。


そして儀式は翌朝に続きます。

朝はノンバンチョッというカンボジアのヌードルを食べてから始まります。

朝のスタートは9時からといわれていたけれど、始まったのは10時。昨日より1時間早まった(笑)

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1時間近く村のおばあちゃん達につかまって井戸端会議。
日本は災害が多くて大変だなぁなんて結構海外情報にも精通しているおばあちゃん達。
日本は金持ちでいいなぁ、カンボジアは貧しい国だからなぁなんて言うから、日本人のほうがお金を持っているかもしれないけれど、朝から晩まで働いて暇な時間なんてほとんどないよ、どっちが幸せかは分からないよねって言ったら、カンボジアはひまばっかりだ!ってみんなで大笑いしてた。


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10時になってお坊さんにお経を唱えていただいてから、ご飯を器に入れるという儀式。
この意味はあまり分からないけれどいわれるがままに渡されたご飯を器に入れていく。お坊さんへの寄進っていう意味かな。
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今日はお昼から仕事があるのでカンボジアの服を着ずに参加。ごめんなさい。


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お坊さんにお料理を召し上がっていただいてから私たちもお料理をいただきます。11時にお昼ご飯。


ファームで住み込みで働いてくれているパウさん一家の奥さんや、村の警察署長の奥さんたちが中心になってお料理を全部用意してくれました。
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大鍋をかきまわすパウさんの奥さん

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すごいご馳走。豚肉のカレー、ソムローココー(私が一番好きなスープ)、野菜炒めとデザート。

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みんなで食べるとさらに美味しくなるね。


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私たちのご飯が終わるころに急にお寺がにぎやかになって、人がぎゅうぎゅう詰めになって乗っている1台のトラックがやってきました。
私たちの次にこの儀式をやる近隣の村のグループだとのこと。
色々な料理の材料を抱えて、子供からお年寄りまで30〜40人くらいがトラックから降りてきました。
夕方からおかゆを作り、お坊さんにお経を唱えていただいて・・・・という儀式が今日も別のグループによって行われます。

こういう地域社会に根付いた行事というものがお寺を中心に残っている社会というのは幸せだなと思いました。
来年もみんな元気でプチュンバンの行事に参加できますように。
来年は私も料理部隊に加われるように腕をみがこう。


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夕日に輝くナナちゃん。