アンコールクッキーから農業に転身した『マダムサチコ』の カンボジア日記

カンボジア、世界遺産アンコールワットのある町シェムリアップで、カンボジアの女性たちの雇用の場を作ろうという想いから、2004年にお土産物屋『アンコールクッキー』を創業。12年間にわたり社長として事業を牽引し年商3億円の事業に発展させる。2016年にアンコールクッキー社の体制を変更し、新経営陣に運営を託し、新たな夢へ挑戦中。アンコールクッキーの原材料をカンボジア国内に追い求める中でたくさんの農家の人たちと出逢い、カンボジアの農業がなぜ魅力的な産業になれないのか、なぜ私たちの食を支えてくれている農家の人たちが選択肢のない貧しい生活を強いられるのか、カンボジアの主産業である農業をもうかる産業にできないのかという想いがわいてきて、40ヘクタールの農園をシェムリアップ近郊に所有し、農業の6次化によって出稼ぎにでなくても生まれ育った村で家族と共に暮らせる幸せを実現できる村づくりを目指して奮闘中。シェムリアップ暮らしも早18年目。すっかりカンボジア感覚になっている日本人の目線で、カンボジアからフレッシュな情報とカンボジアの日常をつづるブログ。

日常のこと

17回目の誕生日

26歳でシェムリアップに来てから17年という歳月を重ね、9月13日にまたお誕生日を迎えて楽しいバースデーを過ごすことができました。
お祝いのメッセージやコメント、ありがとうございました。

カンボジアに来た頃は、自分の誕生日ではなくて4月のお正月にひとつ歳をとり、数えで歳を数えるという習慣に全く慣れなかったし、日本の歳よりもひとつかふたつ年寄りになる数え方に抵抗感があったけれど、いまは自分が何歳でも関係ないな〜と思えるようになった。
こういうのも歳を重ねてきてよかったことのひとつかもしれない。


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今年のお誕生日は贅沢にも日曜日ということで、朝から外へごはんを食べに行き、カンボジアの定番の豚ごはんと米の麺でスタートです。アイスコーヒーも欠かせません(^^)



お腹を満たしてからアンコールトムの中にあるお寺へ。
会社のスタッフから、マダムのお誕生日の朝はお料理を作ってお寺にお参りに行きましょうと言われていたので、お店でみんなと待ち合わせてお寺へお参りに行ってきました。


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朝のお寺の澄んだ空気の中、43年前に両親がこの世に命を授けてくれたことへ感謝し、ご先祖様に感謝しました。

そして何よりもこのカンボジアの地とカンボジアの人たちが自分を受け入れてくれ、ここで生かしてくれていることに感謝の気持ちを伝えてお祈りしてきました。

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私のお誕生日のために朝からお寺へ持って行くお料理をたくさん準備してくれるスタッフの気持ちも本当に有り難かったです。また一年、スタッフみんなが健康で笑顔で過ごせますように、アンコールクッキーのみんなが幸せな毎日を過ごせますように。
みんなの笑顔が何よりも私の頑張る力になっています、いつもありがとう。

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スタッフの娘ちゃん、ニザも一緒にお参りに。
うちの会社の託児所にいつも来ているので私とも仲良しです(^^)


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一緒にお参りしてから、お坊さんに占いをしてもらいました。
頭の上にお札を掲げて一枚選んだところに棒をさしてそのお札をお坊さんに解説してもらいます。
お坊さんにお願い事は何?と聞かれたニザ、「くつがほしい!」と即答。
みんな大笑い。
いいな、こんなかわいいお願い事。


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そのあとは友達と一緒にファームへ。
のんびりと青い空を見ながら、澄んだ空気をいっぱい身体で感じながら、この地で新しい事業をやらせてもらうことへ、土地の神様にお礼を言ってきました。


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それからアンコールワットへ。
シェムリアップ人としては何よりも大切なアンコールワット。
17年前に来た時と変わらない雄大な姿を眺めながら、定番のアンコールビールで乾杯。

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アンコールワットに来たらおつまみは、ボックルホン(パパイヤサラダ)。


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アンコールワットのお濠に座って大好きな友達とビールを飲みながら語り合える時間の贅沢さ。


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お参りが終わってお店に戻ったらこんなステキなお花をいただきました。
大好きな色、ピンクと黄色。



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今年は新しいスタートの年。
いろいろなことが起きるだろうし、今まで経験できなかったこともたくさん経験するだろうな。
でもたったひとりでも、自分の心をさらけ出せる友人さえいればきっといつも前を向いて歩いていける。

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17年前にカンボジアに来るチャンスをくださった恩人に感謝。
恩返しはできないかもしれないけれど、この地域社会に貢献していくことが、恩返しになるように新たなチャレンジへの覚悟を新たにした1日でした。

なんかいいなぁって思ったこと

先日、シェムリアップの国会議員のナム先生にちょっと相談事があったので、朝早く彼が毎朝通っている食堂に会いに行きました。

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カンボジア定番朝ごはん、豚ご飯

この先生は、シェムリアップにいるときは必ず毎朝この食堂(といっても、屋台に毛の生えたようなお店・・・屋台にかろうじて屋根と壁があるみたいな・・・)で2.3時間コーヒーを飲みながら、トゥクトゥクドライバーのおじちゃんとかそこらへんにいる住民の人たちと雑談を楽しんでいるという、とってもざっくばらんで気さくな方です。
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(参考写真)

私が行った時もトゥクトゥクドライバーのオジサンたちとおしゃべりをしていましたが、こっちに座れ座れと隣の席を空けてくれて、「朝からスレイ・スァー(美人)が来てくれたぞ!」とリップサービスも忘れません^^

私たちが話をしているところに、70過ぎくらいのおじいちゃんが先生に会いにやってきました。
おじいちゃんは、「先生、私に10分だけ時間をください」と言ってお店の中に入ってきて大きな声で話を始めました。これがまさに演説。先生にこっそり相談するのではなく、お店にいるみんながおじいちゃんの話をワイワイガヤガヤ聞いていました。こういうのがカンボジアっていいなぁって思うことのひとつ。

おじいちゃんの相談というのは・・・・・・

先日のカンボジア正月の時にフンセン首相がシェムリアップに来て、今までアプサラゾーンだったキョンギューエリアの一部を、突如首相の鶴の一声でアプサラゾーンではなくして村人に分け与えてくれたけれど、いま巷の噂では、今度は西バライエリアもアプサラゾーンではなくなるという話がでている。
自分は西バライエリアのアプサラゾーン区域内に土地を持っていて、もしそこもアプサラゾーンでなくなるのであれば、土地を売却してお金にしたい、だからナム先生に本当に西バライエリアもアプサラゾーンじゃなくなるのか真偽を確かめたいと。
そしてさらに半年前にお医者様から癌で余命2年だと云われたと元気そうに病気の話も披露してくれた。

おじいちゃんの相談に対するナム先生の返しが私はなんかいいなぁと思った。

「あと1年半しか命がないなら、土地のことなんか考えるのはやめなよ。お金の心配をしていないで、人生を楽しみなよ。お金はあっちに持っていけないよ。若いきれいなお姉ちゃんと遊ぶほうが楽しいよ。」

若いお姉ちゃんというくだりは冗談ですが(いや、本気?!笑)、

あと1年半、土地が売れるかどうかお金が入るかどうかを心配して過ごす毎日がいいのか、今あるものを楽しむ毎日がいいのか、それは人それぞれ。
私は今を楽しめる生き方ができたらいいなぁ。。。

いつ死ぬかわからないのにお金の心配するより、きれいなお姉ちゃんとでも遊んで毎日楽しく生きろ。という言葉にそこにいたみんなが大笑い。おじいちゃんも大笑い。

そしておじいちゃんは土地の話をした後は、自分の病気自慢?を延々と語り、次は自分の娘たちはシンガポールで学校を出て今は向こうで家庭を持っていて仕事もバリバリしているだとか、身の上話をひとしきり話して颯爽と帰っていきました(笑)ただおしゃべり相手がほしかっただけだったような。。。。

とにもかくにも、楽しく生きようって本当にいい言葉だなぁと。

お金のことを心配するよりも(もちろん日々の生活にお金は不可欠なことはよくわかっているけれど)、お金に振り回される人生じゃ面白くない。
今を楽しむ、カンボジアの人って今を楽しむのが私たちより上手な感じがする。

将来を心配しないで今しか考えていないって悪く捉える見方もあるけれど、先のことなんて誰もわからないし、どんな著名な経済学者でもこれからの社会がどうなっていくのかを100%予測するなんて無理なわけで、5年先の未来だってわからないのだし、言葉には語弊があるかもしれないけれど、今を楽しんで生きられなければ未来も楽しくないんじゃないかと思う。
老後のために今を生きるのではなく、今この瞬間のために今を生きたいな。






出逢いは素晴らしい

昨日突然ベトナムのダナンにやってきた。知らない場所に来るとワクワクする。

初めての土地で偶然?ではない、必然で出逢える、というか出逢うべくして出逢える。
自分の人生の使命があって、その使命を生きるために出逢える人とはちゃんと出逢えるんだなぁ〜って思った今回のダナン
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ダナンという場所に行きたいと思ったことは一度もなく、ただただ声をかけてもらって即決即断で行きますって行って、ここに来たから出逢えた出逢い。
改めて出逢いは素晴らしいなぁと思った。
だから自分の魂に響いたら言い訳しないで行動する、自分の心に忠実に突き進めばいいんだなって思う。
やりたいことがあるのなら、できない理由を探して生きるのではなく、どうやったらできるのかって考えて生きたい。
できない理由をリストアップしている暇があったら、成し遂げるための方法を見つけることに頭と時間を使おう。

人間だから迷うこともあるし、それが当たり前だし。生きていく中で自分の選択に不安になったり、これでいいのだろうかと心配になって身動きできなくなることもある。
でもその時にはいつも自分自身の心に問いかけたらいい、こたえはちゃんとはそこにあるから。
自分が信じた道を突き進むことが自分の人生の使命を全うするってこと。

今日も本当に幸せな1日だった。明日も楽しもう。

学生さんの訪問で思うこと

夏休み、春休みシーズンになると学生さんの訪問が多くなります。
2015
講演を頼まれることもあるのですが、講演っていう、一方的に講義みたいに話すのは苦手です。学生時代に授業をサボってばかりいたのも講義が苦手だったからかもしれないと最近になって思います。
振り返ってみると高校時代も大学時代も本当によくサボってた。今、人の講演とかを聞きに行くのに興味がないのも繋がってるのかもしれない。
講演とかじゃなく、対談形式だったり、みんなと車座になってざっくばらんに色々お話しできるのなら、喜んで引き受けるし日本の若い人たちとお話しするのはこちらにとっても刺激になる。それに何よりみんな輝くものを持っていて柔軟な感覚を持っていてとても素敵。
でもそういう場をアレンジする大人が講演っていう形式が好きというか安心なんだろうなぁ。

最近は大学生だけではなく高校生も多く海外へ出る人が増えていますね。
私が高校生の時は群馬の田舎ののんびりした学校で、海外へ出るなんていう友人も周りにおらず、高校時代に海外へ行くなんて考えてみたこともなかった。それはそれで楽しい高校生活だった。
私の姪っ子は現在同じく群馬の現役高校生ですがアメリカへ短期ホームステイに行ったり、ホームステイの学生を受け入れたりといわゆるグローバルな高校生生活を楽しんでいるようです。

文科省のスーパーグローバルハイスクールやスーパーグローバル大学という取り組みが始まって、学校としてグローバル化に取り組んでいるところも増えているようですが、じゃぁグローバルってなによ?っていつも不思議に思っています。文科省の目指すグローバルな人材って?先生方が言っているグローバルな感覚を持つ人材って?

海外で暮らして働いている私は、日本にいる人から見ると「グローバル」な人であり、「グローバル」な生き方をしているらしい。
ただ当の本人は大学時代にグローバルな生き方をしたい!!と思ったから海外へ出たわけではなく、ただただ中国の喧騒とパワーに心惹かれてアジアに行ってみたいって思って海外へ出てきたんだよね。

自分の興味関心がそこにあったっていうだけで、アジアのリーダになろうとか海外で活躍する人間になろうなんてこれっぽっちも思っていなくて、面白そうだから行ってみたいというただそれだけ。

グローバルな人材ってどんな人なんですか?とある日本の大人に質問したところ、
「途上国の貧しい人たちに関心を持ち、自分のことばかり考えるのではなくて海外で困っている貧しい人を助けてあげるやさしい気持ちを持ち、アジアの国と助け合って生きていける人」と言われたことがある。

カンボジアを貧しい途上国のかわいそうな人たちって考えていること自体、グローバルな感覚持ってないんじゃないって思ってしまう。
言葉遊びかもしれないけれど、発展途上国って発展している途上にあってぐんぐん成長している、上昇中なんですよね、一方で先進国って言われている国ってこれ以上の上昇がなくって停滞だったり下降線に入っていたりして、どっちがパワーがあるって上昇中のほうが断然パワフルでしょう。
自分のことばかりを考えるのがいけないっていうけれど、まずは自分ありきでしょう。
自分が何ができるのか、自己が見つめることが大事。
何ができるのかっていうよりも、何をしたいのか、何が面白いのか、何にワクワクするのか、自分の人生を自分でクリエイトできる力が大事なんじゃないの。
グローバル、世界を見ろ、世界へでろ、海外へ行ってボランティアしろって。
海外行ってボランティアしてきたらグローバルな人材なの?ずいぶん安易な考えだ。

大人がグローバルっていう定義に確固とした自信もないのに、子供に言葉だけ伝えても軽くスルーされちゃうよ。子供は大人よりもずっと感性が鋭くて素晴らしいパワーをたくさん持っているのだから。

なーんて、最近の日本のグローバル化という言葉に翻弄されている大人たちを見て思うのでした。


カンボジア流

カンボジア流な式典

招待状には8:00開始とあったけれど、9:00になってやっと始まるセレモニー。
カンボジア流には慣れ親しんでいるので(良くも悪くも)、1時間の遅れなんて気にもならない 笑。


社則に始業時間前には出勤して仕事の準備をしましょうなんて条文が載っているうちの会社って、カンボジア流からめちゃくちゃズレた会社だ。

時間に追われる社会より、時間を気にしないでも生きられる社会は心にゆとりがあるのかな。

御来賓の国防大臣、シェムリアップ州知事、シェムリアップの国会議員さんが1時間遅れで華々しく登場してセレモニーがスタート。
まずはお坊さんの儀式。
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国家斉唱に続き御来賓のスピーチ。
長い長いスピーチは、最低でもひとり30分ほどは続きます。
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色々な式典も年々盛大になってきて、バブル感溢れるカンボジア。
この10数年のこの国の変化はめざましい。
変化の中で変わらないものを大切にして毎日生きていきたい。








フルムーン

昨日は満月。

椰子の木と月が綺麗に輝く夜でした。
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毎日色々なことが起きて泣きたくなったり、心が折れそうになることもあるけど、そんな経験をすることで学べることや気づきがあるのだと思う。

考えすぎてもいい答えが見つかったことはないから悩まないのが一番いい。
答えは面白いことを考えてたりする時に突然わいてでてきたりするもの。悩んで考え込んでる時に素晴らしいアイディアは出てきたことはない。
だから私にとって悩むことは意味がない。起きたことを考えるより次にどうするかを考えるほうが楽しい。
楽しいことだけやるのが一番いい。

明日をまたワクワクする1日にするために何をしようか考える夜。大好きな仕事があって、信頼できる友がいて、いつも見守ってくれている家族がいる、それだけで心が満たされる。


1日の終わりに月を心穏やかに眺められるって幸せだな。

苦しい状況にいる人たちも世界中にたくさんいるけれど、明日に希望が持てる毎日が早く訪れますように。

今の環境で自分ができることをひとつひとつ大切にやろう、そして明日も楽しい1日にしよう。
満月のパワーでエネルギーチャージもできました。

晩さん会

シェムリアップ州知事の号令でシェムリアップのRED CROSSメンバーが晩さん会に招待されました。
ホテルのボールルームにシェムリアップの実業家や政治家、政府関係者などが顔をそろえました。

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こういう席は正直言って本当に苦手です、苦手というか好きじゃない。
贅沢な会場で贅沢な食事やお酒を楽しむお金があるならば、もっと他に有効に使う手段があるのでは?と思ってしまう。
ちょうどつい数日前に同じアジアの国、ネパールで大地震が起き、たくさんの人が被災して大変な状況の中にいるのに、こんなところで贅沢な食事を楽しんでいていいのか?と思ってしまう自分がいる。
もちろん、自分がパーティーを欠席したところでネパールの被災者の方たちの状況は何も変わらないこともよくわかっているのだけれど。

ただカンボジアの社会で外国人である自分が受け入れてもらうためには、こういったところに顔を出して人脈を作っていくことも必要なことだとものすごく理解しています。カンボジアでビジネスをさせていただき、ここで働き暮らしていくことを受け入れてもらえるよう少しでもこの社会に役に立つことが大切だと思っています。
一人ではできないことも、大きな力になれば実現できるということもたくさんあり、人とのつながりをなくして生きていくことはできないなと思います。
もちろんひとりだから成し遂げられることもあるし、すべてにおいてプラスもありマイナスもあるということ。

晩さん会では、2015年度の個人の寄付金額がひとりひとり発表されました。誰がいくら寄付金をだしたのかが発表されるのです。カンボジアならではだけれど、そういうことがカンボジアではよしとされていて、お金を出した人への敬意になるらしいし、それによってお金を出した人が気分よくなって名誉と感じて、さらに来年も寄付をだそうって思えばそれはそれでいいのだろうな。と思います。

以前の私は、寄付とか慈善活動というのはひっそり黙ってやればいいとずっと思っていました。自分がやっていることを人様に伝えるのは恥ずかしいことだと。
でもあるときスタッフからマダムサチコがカンボジアのためにお金をだしてくれたり、社会に貢献していることをみんなが知ることが自分たちにとってはとても嬉しいし名誉なことなんだと言われました。
自分はひとりではなく、一緒にいるスタッフたちがいてのアンコールクッキーのオーナーなんだなぁと、あたりまえのことかもしれませんが、スタッフの言葉によって気づかされました。
ボランティアとか慈善活動なんて自分の自己満足にすぎないでしょう、と思っていて、自分と共に働いてくれているスタッフ達の喜びになるということに気付いていませんでした。

今でも自分たちの活動を表彰されたりするのはなんか違う・・・という違和感は否めませんが、カンボジアの社会で受け入れてもらい、今後も活動していく上では大切なことなのかなと少しずつですが、意固地な私も思えるようになってきています。


今回晩さん会に出席して嬉しかったことは、カンボジアの赤十字がネパールに100,000ドルの支援金を送ることを決めたというニュースを聞けたこと。
そして、16年前にカンボジアにやってきたばかりの頃知り合った同年代の仲間たちに何人も晩さん会の会場で会えたこと。あの頃はみんな若くて駆け出しでお金もなかったのに今こうやってそれぞれ事業をおこし、こういう場で会えて一緒に語れることは本当に幸せなことだと思いました。

よく、カンボジア人はもらうことばっかりで自分たちで何もしない、支援慣れしているという声をききます。もちろんそういう面もあるかもしれませんが、支援をすることを喜びに感じている側がいるというのも事実だと思います。
そしてカンボジアにもたくさんの心ある人たちがいて、自国のために地域社会のために貢献している人もたくさんいるということを知ってほしいなと思います。

自分の人生を生きる

苦しくなると、この言葉に勇気をもらう。
自分を信じること。自分の直感に従うこと。それが生きるすべて。



Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.

Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking.

Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.

And most important, have the courage to follow your heart and intuition.

They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.


あなたの時間は限られている。だから、自分以外のだれかの人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
常識や既存の理論にとらわれないで。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないように。
何よりも大切なことは、自分の心と直感を信じる勇気を持つこと。あなたの内なる声は、自分がどうなりたいかをちゃんとわかっているんだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。



Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.

いつかは死ぬ。だから失うものなんて何もないよね。

長寿のお祝い

カンボジアでは自分の親の長寿を祈願する「ボン」という行事があって、その時はお坊さんにお経をあげてもらい、その後に友人や知人を招待してお食事会が開かれます。

今日はいつもお世話になっているアンコールトム郡の郡長さんがご自分の故郷のクロラインで、81歳のお母様の長寿を祝うパーティーを開かれるとのことでご招待いただき、シェムリアップから車で1時間ほどかけて行ってきました。

まるで結婚式のパーティーのように盛大で、ここでもカンボジアの勢いを感じます。
生バンドも入り、お昼から飲めや歌えやって感じでかなり賑やかです。

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女性はかなりドレスアップしてきている人も多く、ボンだからと普段着で来てしまったのでちょっと反省。
こういうパーティーでは男性はほとんど普段着で来ますが、女性は美容院に行き ヘアメイクをばっちりとドレスアップしてやってきます。
外国人だから。。。と許されるところもありますが、郷に行ったら郷に従えでカンボジア流のTPOをわきまえたいなといつも思います。

食事も結婚式並みに8品もでてきました。
一番最初に前菜ででてきた「虫」は、シェムリアップのパーティーでは見たことがなかったのでちょっとびっくり。こういうお料理も地方色というのがあるのかな。
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結婚式と同様、知らない人たちと円卓を囲み、乾杯乾杯が続くパーティーは外国人には結構大変ですが、何事もお付き合い。
楽しんだ方が得ですね^ ^
午後からはシェムリアップで講演を依頼されていたのでビールは飲めずにひたすら水で乾杯に付き合いました。

今からまたシェムリアップに帰ります!
お母様のご長寿を心からお祈り申し上げます。




地鎮祭

先日ファームに宿泊施設を建設するために地鎮祭を執り行いました。
日本と同じようにカンボジアでも建築を始める前に土地の神様を鎮め、土地を使わせていただくお許しをいただくために地鎮祭を行います。

アチャー(お坊さんのアシスタントのような存在で祭事などの儀式をする人)と土地の良し悪しを占う先生が来てくれて、建設会社の社長と共に土地の神様に建物を建てさせていただくお願いをしました。
とてもいい土地だと先生にお墨付きを頂き気分は上々。


建設予定の場所にビニールシートをひいて、様々なお供え物が並べて準備がはじまります。
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私はまったく作法が分かっていないので、今回建物の建設を請け負ってくれる建築会社の社長である友人のお母様がすべて準備してくださいました。持つべきものはいい仲間。有難い。




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途中小雨が降ってきて、村の警察長のスメイさんが蝋燭の火が消えないように傘をさしてくれるという細やかな心配り。

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恒例の?赤い紐を手首に縛っていただき儀式は無事終了。
なぜか分からないけれど、占いの先生までもが赤い紐を結んでくれと腕をだす。
私と建築をしてくれるチャンナだけでいい様な気もするけれど、その場に居合わせた全員で赤い紐をむすびあう。最後にはアチャーまでもが自分も結んでくれと腕を出す。
とにもかくにも無事終わって何より。
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土地の神様のお許しをいただけたので工事着工です。
来年1月完成予定。楽しみです。




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マダムサチコ

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