国境にある『プレアヴィヘア』遺跡の所有問題で今も決着がつかないカンボジアとタイですが、カンボジアはこの度めでたく世界遺産委員会のメンバーに選ばれたそうです。
10月23日からパリで行われていた世界遺産条約締約国総会で30カ国が12議席を争っていましたが、カンボジアはスイスに次いで2番目に選ばれたとのこと。
国内に1000以上もの遺跡を持つカンボジアが次に世界遺産登録を狙っているのが、12世紀後半にジャヤバルマン7世によって建造されたバンテァイチュマール遺跡(BANTEAY MEANCHEY州)と7世紀前半の前アンコール時代の首都に建造されたサンボープレイクッ遺跡(Kampong Thom州)。
去年、プレアヴィヘアが世界遺産に認定された時のカンボジアの人たちの喜びようは大変大きなもので、確かシェムリアップでも花火が打ちあがった記憶があります。でも喜びもつかの間、タイとの紛争に入ってしまったことは本当に悲しいことです。プレアヴィヘアが建造されたのは1000年くらいはるか昔のこと。その間ずっとカンボジアとタイの国境に存在していたわけです。陸路で何時間もかかる国境地の山頂にある遺跡ですから簡単にはいけませんが、それでも多くの観光客が訪れ多くの人を魅了していました。
それが、世界に認められた途端、国家紛争になってしまい、治安の問題から訪れる人もめっきり減ってしまいました。そこに暮らしていた住民にとって嬉しく誇らしい出来事であるはずの世界遺産登録が、逆の効果をもたらす結果になっていたらこんな悲しいことはないのではないかと思うのです。
(カンボジアとタイ国境で戦争が起きているわけでも撃ち合いが起きているわけでもありませんのでご安心ください。しかも観光客の方がいらっしゃるアンコールワットは国境から何百キロも離れた場所にあります。)
10月23日からパリで行われていた世界遺産条約締約国総会で30カ国が12議席を争っていましたが、カンボジアはスイスに次いで2番目に選ばれたとのこと。
国内に1000以上もの遺跡を持つカンボジアが次に世界遺産登録を狙っているのが、12世紀後半にジャヤバルマン7世によって建造されたバンテァイチュマール遺跡(BANTEAY MEANCHEY州)と7世紀前半の前アンコール時代の首都に建造されたサンボープレイクッ遺跡(Kampong Thom州)。
去年、プレアヴィヘアが世界遺産に認定された時のカンボジアの人たちの喜びようは大変大きなもので、確かシェムリアップでも花火が打ちあがった記憶があります。でも喜びもつかの間、タイとの紛争に入ってしまったことは本当に悲しいことです。プレアヴィヘアが建造されたのは1000年くらいはるか昔のこと。その間ずっとカンボジアとタイの国境に存在していたわけです。陸路で何時間もかかる国境地の山頂にある遺跡ですから簡単にはいけませんが、それでも多くの観光客が訪れ多くの人を魅了していました。
それが、世界に認められた途端、国家紛争になってしまい、治安の問題から訪れる人もめっきり減ってしまいました。そこに暮らしていた住民にとって嬉しく誇らしい出来事であるはずの世界遺産登録が、逆の効果をもたらす結果になっていたらこんな悲しいことはないのではないかと思うのです。
(カンボジアとタイ国境で戦争が起きているわけでも撃ち合いが起きているわけでもありませんのでご安心ください。しかも観光客の方がいらっしゃるアンコールワットは国境から何百キロも離れた場所にあります。)